PP: ポリプロピレン
■使用温度範囲

温度範囲は、0度から135度まで使用できます。凍結することは可能ですが同時に脆化が始まりますから凍結状態で落とした場合は、割れることがあります。オートクレーブにかけることができます。


■耐化学薬品製

薬品を分類して、温度20度に於ける耐性表です。

・強酸類:優
・強塩基類:優
・強酸化剤:可
・脂肪族アルコール:優
・アルデヒド:良
・エステル:良
・脂肪族炭化水素:良
・芳香族炭化水素:可
・ハロゲン化炭化水素:可
・ケトン類:良

●特定な化学薬品への影響

ポリプロピレンを強酸化剤に長時間浸透しますと、酸化作用により劣化が進み柔軟性に影響をもたらします。
また、ハロゲン化炭化水素に芳香族炭化水素では、ポリプロピレン内に侵入して高分子構造の中に吸収されるため次第に高分子はふくれ現象を起こして膨潤すると機械的強度は低下しますが、吸収成分を放出すれば強度はほぼ元の状態に戻るという性質を有しています。


■吸水性

ポリプロピレンは、非吸水性ですが、20度で24時間水に漬けた場合の吸水率は、0.02%以下です。


■密度(比重)

ポリプロピレンの密度は、0.90~0.91g/cm3で、ポリエチレンより軽い樹脂です。


■ガス透過性

ガス透過性は、いずれも常温常圧において、一定面積を一定時間内に通過するガス体の重量をもって表しており、比重の軽いガス体ほど透過量は多くなります。

窒素ガス(N2):4
酸素ガス(O2):23
炭酸ガス(CO2):88


■オートクレーブ(高圧滅菌)

オートクレーブにかける前に、ポリプロピレン製品は、きれいに洗浄して純水か蒸留水で完全にゆすいでから、蓋は必ず取り外してオートクレーブにかけてください。

オートクレーブのサイクルは、温度121度、1バールで20分間をおすすめします。


■ガス滅菌

エチレンオキサイドガス(C2H4O)を使用して滅菌する際、高温で圧力差を生じますので、蓋は必ず取り外して行なって下さい。但し、ボトル・容器などは使用する前に適切なエアーレーションをおすすめします。


■金属元素分析

ポリプロピレンの中には微量の金属成分が含まれていますが、これらの金属製分の混入は、原料でありますモノマーと触媒を用いて、重合プラントでポリマーに変換する際に、触媒の残留と、プラントからの混入する金属が大半です。

元素線分数:21
総成分量(PPm):520
主元素成分:Ca, Mg, Cl